冬のリビングで「明るさを足さない」
あかりテクニック

冬のリビング 明るさを足さない 照明のこと

― 影とあかりで、空間をあたたかく整える ―

 

冬のリビング、なぜ暗く感じる?

冬のリビングで、「なんだか暗いな」「落ち着かないな」そんなふうに感じたことはありませんか。

つい、「照明が足りないのかも」「もっと明るくしよう」と思いがちですが、冬のリビングに必要なのは、明るさを足すことではない場合もあるんです。

冬は日照時間が短く、自然光が入りにくい季節。その分、室内は照明に頼る時間が増えます。

だからこそ、ただ明るくするだけでは、かえって落ち着かなく感じてしまうこともあります。

 

「明るさを足す」と、かえって落ち着かなくなる理由

天井照明を強くすると、部屋全体はたしかに明るくなります。

けれど——
・影が消えてしまう
・素材の表情が平面的でのっぺりとなる
・夜なのに、昼のような違和感が残る

そんな状態になることも少なくありません。

冬のリビングは、活動する場所というより、一日の終わりにくつろぐ場所。

必要なのは、「よく見える明るさ」よりも、気持ちが”ゆるむ”あかりです。

 

冬のリビングは「光の位置」を変えるだけで整う

天井だけに頼らない

天井照明は、
空間全体を均一に照らす役割があります。

便利ではありますが、ずっと点けっぱなしにしていると、
目も心も休まりにくくなります。

 

低い位置のあかりをつくる

冬のリビングでは、光の位置を少し下げるだけで、空間の印象が変わります。

たとえば——
・フロアライト
・サイドテーブルのランプ
・壁際やソファ横の小さなあかり

光の重心が下がると、視線も自然と落ち着き、リビング全体が静かな雰囲気になります。

 

「暗さ」は、影がつくる心地よさ

影というと、「暗い」「よくないもの」というイメージを持たれがちですが、

実は、影があることで空間には奥行きが生まれます。

・木の質感がやわらかく見える
・壁に表情が生まれる
・光と光のあいだに、余白ができる

冬のリビングに必要なのは、影を消すことではなく、影を残すこと。

明るさを足さない、という選択は、心地よさを引き算することではありません。

 

今の照明でできる、3つの調整ポイント

① 照明の「数」ではなく「役割」を見る

照明には、それぞれ役割があります。

・空間全体の明るさ
・くつろぐためのあかり
・移動や作業のためのあかり

すべてを同時に点ける必要はありません。
「今、どの役割の光が必要か」
それを意識するだけで、リビングは整いやすくなります。

② 色温度を混ぜすぎない

冬は特に、光の色のちがいが目立ちやすい季節です。

電球色を中心にまとめると、空間はあたたかく、やわらかく見えます。

一部だけ昼白色が混ざっていると、素材が冷たく見えてしまうことも。

色温度は、できるだけ揃えるか、役割ごとに意図して使い分けるのがおすすめです。

③ 夜の過ごし方に合わせてスイッチを分ける

「全部ON」「全部OFF」ではなく、過ごし方に合わせて光を選ぶ。

・テレビを見る時間
・本を読む時間
・家族で話す時間

その時間に必要なあかりだけを残すと、リビングは自然と落ち着いた空気になります。

まとめ|冬のリビングは、足さずに整える

明るくしない、ということは、暗く我慢することではありません。

光の位置や、影の残し方を少し意識するだけで、
今の照明でも、リビングはもっとあたたかく整います。

照明を買い替える前に、まずは、今あるあかりの使い方を見直してみてください。

冬のリビングが、少しだけ、静かで心地よい場所になりますように。

 

 


  

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