冷え込む季節が近づくと、自然と「ぬくもり」を感じる空間が恋しくなりますね。
リビングをあたたかく見せるには、暖房や照明だけでなく、素材の質感も大切です。
同じ色でも、触れたくなるような素材を選ぶことで、部屋全体の印象がふんわりとやわらぎます。
今回は、“冬のリビングをあたたかく見せる素材選び”のコツを、やさしくまとめました。
本格的な冬を迎える前に、模様替えのヒントとして取り入れてみてください。
1.あたたかく見せる素材の選び方
冬のインテリアは、素材で印象が変わります。
さらりとしたリネンより、ふんわりとしたウール。
冷たいガラスより、やさしい木の肌。
そんな“あたたかみのある素材”を取り入れると、空間にやさしいぬくもりが広がります。
2.冬のリビングにおすすめの素材とアイテム
冬のリビングでは、「見た目のあたたかさ」と「触れたときの心地よさ」の両方を満たす素材を取り入れたいですよね。
ここでは、暮らしの中で取り入れやすいアイテム別に、おすすめの素材とポイントをご紹介します。
・ソファカバーやクッションには
ウール、コーデュロイ、ベロアなど、光をやわらかく吸い込む素材を。
色に深みが出て、重ねるほどにリッチな印象に仕上がります。
・ラグには
シャギーやウール混、フランネル素材など、足元からぬくもりを感じられるものを。
床の冷たさを防ぎながら、部屋全体を包み込むような印象をつくってくれます。
・カーテンには
厚地のファブリックや、リネン混のツイル生地がおすすめ。
やわらかく光を受け止め、昼も夜も穏やかな空間を演出します。
・テーブルや小物には
木や陶器、ラタンなどの自然素材を。
異素材を組み合わせることで、空間に奥行きとあたたかみが生まれます。
ラグやクッションのように肌に触れるアイテムは、素材の厚みや表情を意識して選ぶと季節感がぐっと高まります。
「見た目」だけでなく「触れ心地」も冬仕様に整えることで、心までやさしく包み込むようなリビングになります。

3.あたたかさを引き立てる色の合わせ方
素材が持つ質感をいかすには、色のトーンも大切です。
冬におすすめなのは、グレージュ・テラコッタ・モカブラウンなどの、少しくすみを帯びたカラー。
明るいオークの床ならキャメルやアイボリー、ウォールナットのような濃い木目にはグレージュやベージュを合わせると、バランスよく落ち着きます。
たとえば、ナチュラルインテリアでも、素材の重ね方で季節をまとわせることができます。
ラグ・クッション・ブランケットを“トーン違い”で重ねると、冬らしい奥行きが生まれます。

4.季節の変化を楽しむ“入れ替え小物”
すべてを冬仕様に変えなくても、一部を入れ替えるだけで雰囲気は変わります。
たとえば、
- 夏のリネンカバーを、コーデュロイやベロア素材に
- ガラス花器を、陶器のベースに
- グリーンを、ドライや枝ものに
そんな小さな変化でも、リビング全体にあたたかさが広がります。
「冬だからこそ似合う素材」を迎え入れる時間も、季節の楽しみのひとつです。
まとめ
冬のリビングをあたたかく見せるコツは、
やわらかな質感の素材を組み合わせること。
ウールやベロア、木のように、触れたときにも目で見てもぬくもりを感じる素材を取り入れると、空間の雰囲気がやさしく変わります。
お気に入りの素材を見つけながら、冬の心地よさを楽しんでみてください。
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