インテリアコーディネーターって、何をしているんですか?

インテリアコーディネーターのこと

「インテリアコーディネーターって、何をしているんですか?」

以前、こんなふうに聞かれたことがあります。

インテリアコーディネーターという名前は知っていても、
実際にどんな仕事をしているのかは、意外と知られていないのかもしれません。

「カーテンや家具を選ぶ人?」
「おしゃれな部屋をつくる人?」

そんなイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。

私自身、会社員として20年以上この仕事をしてきましたが、
改めて「何をしているの?」と聞かれると、

実はたくさんあって、どこから説明しようかな、と少し考えてしまいました。

そこで今回は、インテリアコーディネーターが実際にどんなことをしているのか、
私のこれまでの仕事を例にご紹介したいと思います。

 

インテリアコーディネーターは、何をする?

インテリアコーディネーターの仕事は、ひとことで言うと、
空間のインテリアをデザインする仕事です。

……と言っても、これだけでは少し分かりにくいですよね。

新築住宅の場合、たくさんのものを決めていきます。

たとえば、

  • 床材
  • 建具(ドア)
  • 壁紙
  • キッチン、システムバス、洗面、トイレなどの設備
  • 照明
  • カーテン
  • 家具

など。

これらをそれぞれ単独で選ぶのではなく、色や素材、デザイン、使いやすさ、予算などを考えながら、全体のバランスを見てまとめていきます。

つまり、「何を選ぶか」だけではなく、「どう組み合わせるか」まで考える仕事です。

 

「選ぶ」だけが仕事ではありません

インテリアコーディネーターの仕事というと、
「壁紙やカーテンを選ぶ人」というイメージがあるかもしれません。

もちろん、それも仕事のひとつです。

でも、実際にはその前に考えることがあります。

「どんな暮らしがしたいのか」

「どんなものが好きなのか」

「今の暮らしで困っていることは何か」

「家の中で、どんなことを大切にしたいのか」

そんなことをお聞きしながら、その方に合うインテリアの方向性を一緒に考えていきます。

そして、方向性が決まったら、たくさんある商品の中から候補を絞り、色や素材を組み合わせ、ひとつの空間にまとめていきます。

だから、インテリアコーディネーターは、
「商品を選ぶ人」だけではなく、「選択肢を整理する人」でもあると思っています。

 

こんなことを考えています

私がこれまで主に携わってきたのは、
新築注文住宅のインテリアコーディネートです。

一棟の家をつくるときには、
本当にたくさんのことを決めていきます。

たとえば、

「床はどんな色にする?」

「建具は床に合わせる?
それとも、白にして存在感を無くす?
色を入れてアクセントにする?」

「キッチンはどんな色?」

「壁紙は白にする?少し色を入れる?」

「照明はどこに、どんなものを付ける?」

「カーテンは?」

「家具はどんなものが合う?」

……と、考えることはたくさんあります。

そして、これらは一つひとつ別々に決めればいいわけではありません。

床を決めたら、建具との相性を考える。

キッチンを決めるときは、床や壁などまわりとのバランスを考える。

照明を決めたら、その光が空間をどう見せるのかを考える。

家具を置くなら、サイズだけでなく、まわりとの関係も考える。

ひとつの選択が、別の選択につながっていきます。

だからこそ、一部分だけを見るのではなく、
空間全体を見ながら考えていくことが大切になります。

 

「どっちがいい?」を一緒に考える

家づくりでは、たくさんの「どっちがいい?」が出てきます。

「白とグレー、どっちがいい?」

「木目は明るい方?濃い方?」

「このクロス、かわいいけれど家に貼ったらどうなる?」

「照明はこれで足りる?」

もちろん、最終的に決めるのは住む人です。

私が答えを一方的に決めることはありません。

その人の好みや暮らし方、家全体のバランス、予算などを考えながら、

「こちらのほうが合いそうですね」

「こうすると、もっと好きな雰囲気になると思います」

と、一緒に考えていきます。

たくさんある選択肢の中から、
少しずつ「これがいい」を見つけていく。

これが、私が思うインテリアコーディネーターの仕事です。

 

大切にしていること

私がインテリアコーディネートをするときに大切にしているのは、
単に「おしゃれな空間をつくること」ではありません。

もちろん、見た目が好きな空間であることは大切です。

でも、それだけではなく、

その人が、その家でどんな暮らしをしたいのか。

そこを大切にしています。

好きな色や素材。

好きな家具。

休日の過ごし方。

家事の仕方。

今の暮らしで感じている小さな不便。

そういうものを一つひとつお聞きしていくと、
「その人らしいインテリア」が少しずつ見えてきます。

「なんとなく、こんな感じが好き」

という、まだ言葉になっていないイメージを、

「これなら好き」

「これなら暮らしやすそう」

と思える具体的なカタチにしていく。

私がインテリアコーディネーターとして、
大切にしていることです。

 

こんなときは、インテリアコーディネーターに相談してください

「インテリアコーディネーターって、家を建てるときに必要な人なの?」

と思う方もいるかもしれません。

もちろん、新築住宅のインテリアコーディネートは私の仕事の中心ですが、もっと気軽な相談でも大丈夫です。

たとえば、

  • インテリアの方向性が決まらない
  • クロスや床の組み合わせに迷っている
  • 新築の仕様決めが大変
  • 家具まで含めて考えたい
  • 好きなものはあるけれど、うまくまとめられない
  • 選択肢が多すぎて決められない

そんな「どうしよう?」を一緒に整理するのも、インテリアコーディネーターの仕事です。

 

インテリアコーディネーターは、「一緒に考える人」

改めて考えてみると、
私にとってインテリアコーディネーターは、

インテリアを決める人ではなく、一緒に考える人。

だと思っています。

たくさんある選択肢の中から、その人に合うものを探す。

「これが正解」と決めるのではなく、

「これが好き」
「これなら暮らしやすい」

と思えるものを、一緒に見つけていく。

そんな仕事を、私は20年以上続けてきました。

そして、これからも。

“ぼんやりした理想”を、ぴったりのカタチに。

それが、私の仕事です。

 

 


 

インテリアのことで迷ったら。

「これでいいのかな?」
「どれを選べばいいかわからない」

そんなときは、インテリアコーディネーターに相談してみませんか?