
家づくりの内装打ち合わせで、最後に決めることになるのが「窓まわりの仕様」です。
「やっぱりカーテンにしようかな…」「ブラインドの方がすっきり見えるかも?」など、見た目の印象はもちろん、使い勝手や掃除のしやすさも気になりますよね。
窓まわりは空間イメージに直結する部分です。後悔のないよう、全体のバランスを考えてしっかり決めることが大切です。あらかじめどんな選択肢があるかを知っておけば、予算配分もしやすくなります。
今回は代表的な カーテン・ブラインド・ロールスクリーン の特徴やメリット・デメリットを整理しながら、それぞれがどんなインテリアに合うのかを解説します。
1. 窓まわりを考えるときに大切な視点
窓まわりの仕様を選ぶとき、大切なのはデザインだけではありません。
- 光のコントロール … 朝日や西日、外からの視線をどう調整するか
- 風の取り入れ方 … 換気をするときに開閉しやすいか
- 掃除のしやすさ … ホコリや油汚れがつきにくいか、洗えるか
- 操作性 … 家族みんなが扱いやすいかどうか
- 空間の印象 … 柔らかさを出すか、すっきり見せるか
このような観点を持つと、見た目だけでなく暮らしに合った選び方ができます。
2. カーテンの特徴
メリット
- デザインや柄が豊富で、部屋の印象を大きく変えられる
- 遮光など機能性を持たせやすい
- 洗濯や取り替えが比較的しやすい
デメリット
- 床まであるタイプはホコリが溜まりやすい
- 洗濯頻度が少ないとダニやにおいが気になることも
向いている場所
リビングや寝室など、居心地を大切にしたい空間。布の柔らかさが、くつろぎの雰囲気をつくります。
3. ブラインドの特徴
ブラインドには大きく分けて ヨコ型 と タテ型(バーチカルブラインド) の2種類があります。窓の形や場所によって使い分けると、より快適に暮らせます。
メリット
- 羽の角度を変えて光や風を細かく調整できる
- すっきりとした見た目でモダンな印象
- 素材の選択肢が多い(ヨコ型=木製やアルミなど/タテ型=ファブリックで洗濯可能なものもある)
デメリット
- 羽の掃除が少し手間に感じることがある
- 隙間から光漏れすることがある
向いている場所
- ヨコ型ブラインド:腰高窓やワークスペース、キッチンなど。横のラインが軽快な印象を与え、細かな光の調整がしやすい。小さめの窓や清潔感を重視したい空間におすすめ。
- タテ型ブラインド:リビングの大きな掃き出し窓、連窓などに最適。縦のラインが強調され、天井が高く見える効果も。左右にスライドして開閉できるため、大きな窓を開放したいときに便利。ファブリック素材ならカーテンのような柔らかさもプラスできます。
4. ロールスクリーンの特徴
メリット
- シンプルでどんな空間にもなじみやすい
- 生地や色を選べばアクセントにもなる
- 小窓や水まわりに取り入れやすく、省スペース
デメリット
- 上げ下げの調整のみで、光のコントロールは大まか
- 下ろすと全体的に圧迫感が出ることもある
向いている場所
洗面所やトイレ、セカンドリビングの小窓など。省スペースでコストも抑えやすいのが魅力です。
5. 組み合わせて考えるのもおすすめ
窓まわりは、必ずしも「家中すべて同じ仕様」でそろえる必要はありません。
たとえば…
- リビングはカーテン+レースで柔らかく
- 書斎はブラインドで集中できる環境に
- 水まわりはロールスクリーンですっきりと
このように場所ごとの役割に合わせて組み合わせることで、暮らしやすさがぐっと高まります。
まとめ
窓まわりの仕様は、毎日の暮らしにかかわる要素。
「見た目の好み」だけでなく、光や風のコントロール、掃除のしやすさ、操作性を考えると後悔が少なくなります。カーテン・ブラインド・ロールスクリーン、それぞれの特徴を知っておけば、打ち合わせもスムーズ。
自分の暮らし方や空間に合った窓まわりを選んで、居心地のよいインテリアをととのえてみてください。
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