
洗面台まわりは、水はねや汚れが気になる場所。毎日使う場所だからこそ、機能性はもちろん、デザイン性も大切にしたいですよね。
壁装材にはタイル、パネル、クロスなどの選択肢がありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
今日は、それぞれの特徴やどういった場合にこの素材が向いているかを整理し、理想の洗面空間づくりに役立つ選び方のヒントをご紹介します。
洗面台まわりの壁装材を選ぶときに大切なこと
選ぶときは次のポイントを意識。
- 水はね・湿気への強さ
- 掃除のしやすさ
- デザイン性(家全体のテイストに合うか)
- コストバランス
タイルの特徴
メリット
・デザイン性が高く、空間のアクセントになる
・カラーや形、貼り方のバリエーションが豊富
・耐水性・耐久性に優れている
デメリット
・目地に汚れが溜まりやすく、掃除がやや大変
・コストは高く、施工にも時間がかかる
向いているケース
「デザインを重視したい」「アクセントウォールにしたい」方におすすめ。
長く使う洗面台にこだわりたい場合に選ばれることが多い素材です。
こんな迷いが多い!
「SNSで見かけるタイルの洗面台ってすごくおしゃれ!でも掃除が大変そうで、私に続けられるかな…」
→ “おしゃれへの憧れ”と“日常の手間”で揺れる方は多いです。水はね部分だけをタイルにして、その他を掃除がラクな素材にするなど、部分的に取り入れる方法もおすすめです。タイルの範囲を最小限にすれば、デザインも楽しみつつお掃除も無理なく続けられるはずです。
パネル(不燃化粧板など)の特徴
メリット
・継ぎ目が少なく、掃除がラク
・耐水性・耐汚性が高く、実用性に優れる
・施工が比較的簡単
デメリット
・デザインの選択肢が限られる
・部分的な補修がしにくい
向いているケース
「毎日の掃除を少しでもラクにしたい」「シンプルでモダンな雰囲気にしたい」方におすすめ。
機能性とお手入れのしやすさを優先したいときに向いています。
こんな迷いが多い!
「やっぱり掃除がラクなのが一番。でも、パネルだとちょっとシンプルすぎて、味気なくならないかな?」
→ むしろ“すっきりと洗練された空間”に仕上がるケースも多いですよ。また、マット調や石目調など、質感を工夫したパネルもあります。鏡や照明との組み合わせ次第で、シンプルすぎる印象を和らげることもできます。
クロス(壁紙)の特徴
メリット
・種類・デザインが豊富で選びやすい
・コストを抑えられる
・リフォーム時に貼り替えやすい
デメリット
・耐水性は弱く、汚れが目立ちやすい
・長期的には張り替えが必要
向いているケース
「費用を抑えたい」「デザインを気軽に変えたい」方におすすめ。
最近は撥水加工や消臭機能付きの機能性クロスもあり、水まわりでも使いやすくなっています。
こんな迷いが多い!
「コスト的にはクロスが一番安心。でも水まわりに本当に大丈夫かな…?」
→ 機能性クロスというものがあります。撥水機能がついた商品も近年増えてきているので、こういったクロスを選ぶと安心感が高まります。
素材の組み合わせアイデア
それぞれご紹介しましたが、1種類だけに決めなくても大丈夫。機能性とデザインを両立させるなら「組み合わせ」も大事。
- 水はねの多い部分だけタイルやパネルにして、その他はクロスに
- 洗面台の正面だけアクセントタイルを入れて、周囲はシンプルなパネルでまとめる
- 機能性クロスをベースにして、メンテナンスしたい部分はパネルを採用
まとめ
「毎日の掃除」「家族の使い方」「インテリアの雰囲気」など、実用とデザインの両方の視点から考えてみましょう。
- タイル → デザイン性重視
- パネル → 実用性・掃除のしやすさ重視
- クロス → コストやデザインの自由度重視
さらに、将来の暮らし方の変化も考えておくと安心です。たとえば「子どもが自分で洗面を使うようになったら掃除の手間が増えるかも…」といった場面も想定しておくと、長く快適に使える選択ができます。
どの素材にもメリット・デメリットがありますが、「自分や家族の暮らし方に合ったバランス」を見つけることが、後悔しない選び方につながります。
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