新築注文住宅の打ち合わせで、
「ハイドアにしますか?」
と聞かれて迷ったことはありませんか?
最近はモデルハウスやSNSでも見かける機会が増え、
「ハイドアの方がおしゃれそう」と感じる方も多いと思います。
たしかにハイドアには、空間を広く見せたり、
すっきりとした印象をつくったりする魅力があります。
しかし、ハイドアにすれば必ずおしゃれになるというわけではありません。
実際には、空間全体のバランスやドアのデザインによっては、
かえって違和感が出てしまうこともあります。
この記事では、ハイドアのメリットだけでなく、
選ぶ前に考えておきたい5つのポイントをご紹介します。
後悔しないための判断基準として、ぜひ参考にしてみてください。
ハイドアとは?
ハイドアとは、天井近くまで高さのある室内ドアのことです。
天井高と同じ高さにすれば、ドアの上に垂れ壁がなくなり、
空間がすっきりと見えやすいのが特徴です。
近年は住宅建材メーカー各社からさまざまな商品が発売されており、
採用する住宅も増えています。
① 天井高とのバランス
ハイドアの魅力のひとつは、視線が上へ抜けることで空間を広く感じやすくなることです。
ただし、その効果は天井高とのバランスによって変わります。
天井が高い空間では開放感をより感じやすくなりますが、
必ずしもすべての住宅で劇的な違いが出るわけではありません。
「ハイドアだから広く見える」ではなく、空間全体で考えることが大切です。
② 開放感を重視したいか
ハイドアは、ドア上部の壁がなくなることで空間がつながるように見えます。
そのため、すっきりとした印象や開放感を求める方には相性の良い選択です。
一方で、落ち着いた雰囲気や包まれるような安心感を好む場合は、
通常の高さのドアの方がしっくりくることもあります。
③ コストとのバランス
ハイドアは一般的なドアに比べて費用が上がります。
限られた予算の中で家づくりを進めるなら、
・照明にこだわりたい
・家具に予算をかけたい
・カーテンをグレードアップしたい
という考え方もあります。
家づくりは予算配分が大切です。
ハイドアを採用する前に、
何を優先したいのかを考えてみましょう。
④ ドアのデザインとの相性
ここは意外と見落とされがちなポイントです。
ハイドアなら何でもおしゃれに見えるわけではありません。
ドアのデザインによっては、
縦方向が強調されすぎて間延びした印象になることがあります。
特に框(かまち)デザインなどは、
通常の高さではバランスが良くても、ハイドアにすると野暮ったく見える場合があります。
また、空間とのバランスによっては、
かえって違和感が生まれるケースもあります。
私自身、これまで多くの住宅を見てきましたが、
「ハイドアにしたから素敵」なのではなく、
「空間全体とのバランスが取れているから素敵」と
感じることがほとんどです。
⑤ インテリアスタイルとの相性
ハイドアは、
・シンプルモダン
・ホテルライク
などのインテリアと相性が良い傾向があります。
一方で、
・ナチュラル
・カントリー
・北欧ナチュラル
などでは、
空間のつくり方によりますが、
通常の高さのドアの方が雰囲気に合うこともあります。
もちろん絶対ではありませんが、
空間のテイストとの相性も考えて選びたいポイントです。
まとめ
ハイドアには、
開放感やすっきりとした印象をつくる魅力があります。
でも、
ハイドアだからおしゃれなのではなく、
空間全体のバランスが取れているからおしゃれに見える。
「どんな空間で暮らしたいか」を基準に選ぶことが、
後悔のない家づくりにつながります。
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