冬のリビングは、同じ空間でも、どこか冷たく感じてしまうことがあります。
そんなとき、「ラグ」と「照明」の組み合わせを少し見直すだけで、空間の“温度感”は変わります。
ラグの質感は、当たる光によって、あたたかくも、平坦にも見えます。
低いあかりや間接光を添えることで、足元の安心感が増し、リビング全体がやさしく包まれるような印象に。
今回は、素材(ラグ)× 光 という視点から、冬のリビングを心地よく整える考え方と、あかりの置き方のヒントをまとめました。
ラグの「質感」は、光で変わる
ラグは、色や素材だけで決めがちですが、
実は、どんな光が当たっているかによって、質感の見え方が変わります。
たとえば同じウール素材のラグでも、
- 天井からの光だけで照らされていると、
→ 平面的で、少し冷たく見えることも - 横からのやわらかい光が加わると、
→ 毛足の陰影が出て、ふんわりとした温かさが感じられます
ラグの魅力を上手に引き出すために、光の当たり方を見直してみましょう。
冬の室内で、光の印象が変わりやすい理由については、
こちらの記事でも詳しくまとめています。
→ 照明の色温度で冬の空間は変わる?電球色・昼白色の選び方
間接光を足すと、ラグの“温度感”が上がる
冬のリビングを整えるとき、まず意識したいのが 間接光 です。
床に近い位置に置いたフロアライトや、壁を照らすやわらかな光が加わると、
- ラグの毛足に自然な影が生まれる
- 足元の存在感が増し、安心感が出る
- 空間全体が包み込まれるような印象になる
といった変化が生まれます。
特に、毛足のあるラグや織りの表情があるラグは、
上からの光だけでなく、横や低い位置から光が入ることで、素材の良さが引き立ちやすくなります。
明るくするというよりも、「光を添える」という感覚で考えるのがポイントです。
低いあかり × 高さの違う陰影で、空間に奥行きをつくる
冬のリビングが心地よく感じられるかどうかは、光の高さが一つだけか、重なっているかで変わります。
天井の照明だけの空間は、どうしても均一で、少し緊張感が残りがちです。
そこに、
- ソファ横のフロアライト
- テレビボード付近の小さなスタンドライト
- 壁やカーテンに向けた間接光
といった低い位置のあかりを加えることで、空間に「高さの違う陰影」が生まれます。
この高さの違う陰影が生まれることで、
- ラグ → 床 → 家具 → 壁
と視線が自然に流れ、リビング全体が落ち着いた印象に整っていきます。
低い位置のあかりについては、
間接照明の使い方をまとめたこちらの記事も参考になります。
→ 失敗しない間接照明|冬のリビングで心地よく過ごすための3つのポイント
ラグとあかりは、セットで考える
冬は寒さで、体も気持ちも無意識に力が入りやすい季節です。
だから、リビングには明るすぎない、どこか気持ちが「ゆるむ」ような
あかりの置き方ができると心地よく感じられます。
ラグと照明の組み合わせを考えるときは、
- 明るさを足すより、影を残す
- 均一に照らすより、光の居場所をつくる
- 見せるより、感じる
そんな視点を持ってみてください。
ラグは、どんな光と一緒にあるかで、やさしくも、少し冷たくも見えてしまいます。
「ラグを替えるほどではないけれど、なんとなく落ち着かない」
そんなときこそ、今あるラグに、どんな光が当たっているかを一度見直してみてください。
すべてを照らそうとしない。
明るさを足すのではなく、居場所をつくるように光を置く。
ラグ × あかり。
この小さな組み合わせが、冬のリビングをやさしく整えるきっかけになればうれしいです。
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