
梅雨が明けると、一気に本格的な夏がやってきますね。
今年も猛暑の予報が出ていますが、「なるべくエアコンに頼りすぎず、快適に過ごしたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
今日は、インテリアの視点から「お部屋を涼しく保つための、ちょっとした工夫」をご紹介します。心地よさとおしゃれさ、どちらも叶えるヒントを、実生活に取り入れやすい形でまとめてみました。
風の通り道をつくる工夫
自然の風を上手に取り込むだけで、体感温度はずいぶんと変わります。
ポイントは「入口」と「出口」を意識すること。
たとえば、南側の窓を開けたら、北側の窓も少し開けて、風の通り道をつくってあげましょう。
室内ドアや建具を開けるだけでも、空気の流れが変わります。
室内窓がある場合は、夏の間だけ開けておくのも良いですね◎
涼感のある素材・ファブリックを取り入れる
見た目にも体感にも涼しくしてくれるのが、素材の工夫。
夏は麻(リネン)や綿(コットン)など、風を通す天然素材が心地よく感じられます。
- カーテンをシアー素材やリネンに
- クッションカバーやソファカバーを夏仕様に
- ラグをバンブーやい草に替える、または敷かずに床を活かす
布の「重たさ」を減らすことで、空間全体も軽やかに。
遮熱・遮光の工夫を取り入れる
強い日差しをそのまま取り込んでしまうと、室温は一気に上がります。
レースカーテンを使って直射日光を避ける、さらには、遮熱レースカーテンや窓用フィルムで、外からの熱をブロックすることも検討してみてください。
ベランダがあるなら、すだれやグリーンカーテンもおすすめ。
外からの視線を遮りながら、日差しも柔らかくしてくれます。
外付けシェードなどを使えば、見た目もナチュラルに涼感をプラスできますよ。
見た目も涼やかに整える
インテリアの印象は、色と質感で大きく変わります。
涼しげな空間にしたいなら、寒色系や白をベースにまとめるのが効果的です。
- クッションや小物をブルー・グレー・ホワイトに
- ガラスや陶器など、光が透ける素材を使う
- 壁面や棚に「抜け感」を意識したディスプレイを
見た目の「涼感」は、気分まで軽やかにしてくれます。
ひんやりアイテムで肌に涼を届ける
寝具やソファに、接触冷感素材のカバーを使うことも効果的です。
最近は、見た目にもインテリアになじむ冷感アイテムが増えています。
- 冷感スリッパ
- 竹シーツや麻の敷パッド
- 保冷ジェルの座布団など
身体に直接触れるものだからこそ、「心地よさ」にこだわって選びたいですね。
観葉植物で“視覚的”に涼しさをプラス
グリーンのある部屋は、体感的にも見た目にも涼しく感じられます。
特におすすめは、葉が大きめで風にそよぐタイプ。
- モンステラ
- クワズイモ
- シダ系の植物など
ガラスベースにグリーンを挿して飾るのも、夏らしい演出になりますよ。
照明や家電の“熱源”を見直す
意外と見落としがちなのが、照明や家電による“熱”。
- 白熱電球をLEDに変える
- 電子レンジで調理時間を短縮する(なるべく火を使わない工夫)
- パソコンやテレビを長時間つけっぱなしにしない
ちょっとした見直しでも、室内の熱を抑えることができます。
暑さとうまく付き合って、心地よい夏を
夏の暮らしは、我慢するのではなく「お部屋の環境を整える」ことが大切です。
風通しをよくすること。見た目を涼やかに整えること。素材にこだわること。
どれも、特別な道具や大きなリフォームがなくても始められます。
涼しくて心地よいお部屋で、この夏も自分らしい暮らしを楽しみましょう。
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