
おしゃれな部屋って、なんで雰囲気がいいの?
SNSで見かける素敵なインテリア。
その「雰囲気のよさ」、どこから来ていると思いますか?
実は、“照明の使い方”にヒミツがあります。
光の色や配置、照らし方で空間の印象はガラッと変わります。
今日は、照明の基本とプロの視点をふまえて、照明計画のコツをお届けします。
照明が空間に与える3つの効果
① 雰囲気を演出する(「光色」と「明るさ」)
照明の光色は、部屋の用途に応じて選ぶことが大切です。
- 電球色(あたたかみ):リラックス空間にぴったり
- 温白色(あたたかみと白さの中間):くつろぎと作業、どちらも叶えたい空間に
- 昼白色(自然な白さ):キッチンや洗面など作業向き
- 昼光色(青白い光):くっきり明るい印象で、細かい作業に適している
たとえば、リビングは「電球色」や「温白色」であたたかみのある落ち着いた印象に。
キッチンや洗面スペースには「温白色」や「昼白色」を使うと、作業しやすくなります。
また、明るさもポイントとなります。
照明器具のルーメン値や、部屋の広さに合った「ちょうどいい明るさ」を選ぶことが、快適さや心地よい空間づくりにつながります。
② 空間を立体的に見せる(光の「照らし方」)
- 天井を照らす → 開放感が生まれる
- 壁を照らす → 奥行きが出る
- 足元を照らす → 落ち着きやリラックス感を演出
1方向からの光だけでは、空間はのっぺりと単調に。
「どこを照らすか」で、立体感が出て、部屋の雰囲気が変わります。
③ 生活動線を整える(暮らしやすさへの配慮)
- キッチンでは手元をしっかり明るく
- 読書や勉強にはデスクライト
- 夜の授乳やトイレにはやさしい足元灯を
暮らしに寄り添った機能的なあかりも、照明計画では大切です。
照明の種類と役割
● 全般照明(シーリングライト・ダウンライト)
空間全体のベースとなる明かり。
● 局部照明(ペンダントライト・スポットライト)
ダイニングやキッチンにアクセントや視線のポイント(フォーカルポイント)を。
● 間接照明(コーブ照明・コーニス照明)
やわらかく反射させることで、リラックス感や高級感を演出。
一室一灯ではなく、複数の光源を組み合わせることで“影”が生まれ、奥行きと立体感が生まれます。
照明計画のポイント
- どんなシーンでどう過ごすか?を考える
- 家具・壁・素材との組み合わせで光の見え方が変わる
- 配線やスイッチ位置も、間取りに合わせて考える
照明は、空間に表情をつくる、とても大切なデザイン要素です。
まとめ
光の色・照らす方向・設置する高さ・数…
それらを少し工夫するだけで、空間はもっと魅力的になります。
「照明=雰囲気づくり」と考え、洗練されたインテリア空間をつくりましょう。
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