
今日は「建具(たてぐ)の高さ」にこだわることで、空間を広く美しく見せるポイントについてお話しします。家づくりを進める中で、間取りや壁紙、床材にはこだわる方が多いのですが、実は「建具の高さ」もインテリアの印象を大きく左右する重要な要素の一つなんですよ。
建具の高さで変わる空間の印象
一般的な住宅では、建具(ドアや引き戸)の高さは 2m くらいが標準的ですが、 2m40cm〜2m50cm など天井の高さまで建具を伸ばすことで、空間が広く、スッキリとした印象になります。
高い建具を採用することで得られるメリットは次の3つです。
1. 空間が広く見える
建具の高さを天井まで上げると、視線が縦に抜けるため、 天井が高く見え、開放感 が生まれます。特に天井がそれほど高くない廊下や、より開放的な雰囲気を求めるLDKに取り入れると効果的です。
2. スタイリッシュで洗練された印象に
高い建具は、壁と一体化したように見え、すっきりとした ミニマルで洗練された雰囲気 を演出できます。最近は ハイドア(天井までのドア) を採用する住宅が増えているのも、この効果を求める方が多いからですね。
3. 家具のレイアウトがしやすくなる
例えば、 一般的な高さの建具(約2m)と、その上にある壁部分(30〜40cm) のバランスによっては、圧迫感を感じることがあります。一方で、 ハイドアにすることで、壁面がフラット になり、家具の配置もしやすくなるというメリットがあります。
建具の高さを決める際の注意点
建具の高さを高くするときに、以下の点にも気をつけましょう。
✔ 天井高とのバランス
→ 天井の高さが 2m40cm〜2m50cm以上 なら、ハイドアが特に映えます。
✔ コストアップの可能性
→ 高さを上げると一般的には価格が上がりますので、ハウスメーカーや工務店と相談しましょう。
✔ 圧迫感がないか確認
→ すべての部屋をハイドアにすると、逆にメリハリがなくなることも。リビングや廊下はハイドア、個室は標準の高さにするなどバランスを考えるのもおすすめです。
まとめ
建具の高さにこだわることで、空間を広く、スタイリッシュに見せることができます。
特に リビングや廊下、玄関などの視線が抜ける場所にはハイドアが効果的 です。
「なんとなく決める」ではなく、「理想の空間をつくるために、建具の高さもこだわる!」。
後悔しない家づくりのために、ぜひ意識してみてくださいね!
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