巾木のこと

造作材のこと

 

hitomi
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巾木(はばき)とは、壁と床の境界に取り付ける造作材のことで、その境界の部分を保護し、部屋の印象を引き締める役割を果たします。巾木のデザインや色選びは、空間全体の調和に大きく影響します。今回は、巾木の色をどう選ぶかについて、いくつかのポイントを見ていきましょう。

 

巾木の色をホワイトにする

巾木をホワイトにする選択は、明るく清潔感のある空間を作り出すために効果的です。白い巾木はどんな壁の色とも相性がよく、特にモダンなインテリアやミニマルデザインの部屋に適しています。また、壁と巾木の色を統一することで、視覚的な一体感を生み、部屋を広く感じさせる効果があります。

 

巾木の色を床色に合わせる

巾木を床の色に合わせることで、空間に落ち着きとまとまりを持たせることができます。床との境界が自然に溶け込み、視覚的な違和感を減らすことができるため、特に木目調のフローリングやナチュラルテイストのインテリアにおすすめです。この方法は、巾木を目立たせず、他のインテリア要素を引き立てる効果もあります。

 

巾木の色を建具に合わせる

建具(ドアや収納の扉など)の色に巾木を合わせることで、インテリア全体に統一感をもたらすことができます。特に、ダークカラーの建具やモダンなスタイルの部屋では、巾木を同じトーンにすることで空間が引き締まり、洗練された印象を与えることができます。建具と巾木のコーディネートによって、アクセントとなるカラーを際立たせたり、視覚的にまとまりのある空間を演出することができます。

 

巾木の色をアクセントウォールに合わせる

アクセントウォール(アクセントクロス)に合わせて巾木の色を選ぶ方法は、壁のデザインを引き立てるための効果的な手法です。アクセントウォールは部屋の中で視覚的なポイントを作り出し、その壁の色に巾木を合わせることで、空間全体が一体感を持ち、より洗練された印象を与えることができます。特に、アクセントウォールが深い色や鮮やかな色の場合、その色と巾木の統一がバランスの取れた仕上がりを生み出し、個性的な空間を演出することができます。

 

巾木の色選びは、インテリアのスタイルや個々の好みによって変わりますが、全体のバランスを考慮しながら選ぶことで、理想的な空間作りが実現できます。

 

 

ちなみに…巾木を付けない場合のデメリット

 1. 壁の汚れや傷がつきやすい
巾木は、壁を保護する役割を持っているため、付けない場合は掃除中や家具の移動時に壁が傷つきやすくなります。特に掃除機やモップが壁に当たることで、塗装が剥がれたり汚れがついたりするリスクが高まります。

 2. 壁と床の境目が不明瞭になる
巾木を取り付けることで、壁と床の境界がはっきりし、空間全体が引き締まった印象になります。巾木がないと、この境界が曖昧になり、視覚的なバランスが崩れることがあります。特に、壁や床の色が似ている場合は、その効果が顕著に表れてきます。

 3. 床材やクロスの仕上がりが不安定になる
巾木がない場合、床のフローリングと壁の石膏ボードの取り合い部分のわずかな隙間が目立ってしまうことがあるため、施工の際により細かな仕上げが求められます。

 
巾木を付けないことで得られるシンプルなデザインも魅力的ですが、実用性やメンテナンスの面からデメリットを理解した上で検討することが大切です。

 

 

インテリアや収納に関するお悩みのご相談やアドバイスは、kuori interior designにぜひお気軽にご相談ください。プロの視点であなたの理想の空間づくりをサポートします。

 

 

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