クロス(壁紙)を選ぶ時に注意すること-色の面積効果

壁紙/クロスのこと

 

 

hitomi
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新築住宅の内装仕様決めの際、クロス(壁紙)の選定を楽しみにされているお客様は多くいらっしゃいます。インテリアデザインにおいて、クロス選びは非常に重要な要素の一つです。特に色の選定は、空間の印象を大きく左右します。今回は、クロス選びの際にちょっと注意してほしい「色の面積効果」について解説します。

 

1. 色の面積効果とは

色の面積効果とは、同じ色でも小さい面積で見る色と大きい面積で見る色では、その色が与える印象が異なる現象を指します。たとえば、小さなサンプルでは濃く見える色でも、実際に壁一面に使うと明るく鮮やかに感じられることがあります。このため、クロス選びの際には、カタログに貼ってある小さなサンプルだけで決めてしまわずに実際に使用する面積を考慮するため、A4サイズのサンプルを取り寄せましょう。

 

2. クロス選びでの色の面積効果の考慮

空間の広さと色の関係
空間の広さによって、適した色の選び方が変わります。小さな部屋では、明るい色を使用することで空間が広く感じられる効果があります。一方、大きな部屋では、濃い色を使うことで空間が引き締まり、落ち着いた雰囲気をつくり出すことができます。色の面積効果を理解することで、部屋の広さに応じた適切な色選びが可能になります。
 

アクセントとしての色の使用
クロス選びにおいて、アクセントカラーの使い方も重要です。一面だけに異なる色を使うアクセントウォールは、部屋に個性と動きを加える効果があります。しかし、アクセントカラーは他の壁とバランスを取ることが大切です。例えば、強い色をアクセントに選ぶ場合、他の部分を中立的な色で抑えることで、全体の調和が保たれます。

  

3. 色の組み合わせと面積効果

コントラストと調和
色の面積効果を考慮しながらコントラストを作ると、視覚的に魅力的な空間が生まれます。例えば、明るい色と暗い色を組み合わせることで、各色の存在感を際立たせることができます。しかし、色が強すぎる場合は視覚的に圧迫感を感じることがあるため、全体の調和を考慮して選ぶことが大切です。

サンプルの見え方と実際の印象
クロス選びの際には、サンプルサイズと実際の壁に貼ったときの印象の違いに注意が必要です。サンプルは小さいため、色の面積効果が十分に感じられません。そこで、サンプルをできるだけ大きく取り寄せ、実際の壁に当てて確認することをおすすめします。また、自然光と人工光の両方での見え方を確認することで、より正確な色選びができます。

 

まとめ

色の面積効果は、空間の印象や雰囲気に大きな影響を与える重要な要素です。クロス選びの際には、この効果を十分に考慮することで、理想の空間を実現することができます。この記事で紹介したポイントを参考に、最適なクロスを選んでみてください。

 

 

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